syamaguchi0730のブログ

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エクストリーム幼児教育~子供の脳は肌にある編③~共感のメカニズム

お久しぶりです!
今回は具体的に、思いやり、共感がどのように生まれるのか見ていきたいと思います!
参考文献は引き続き山口創さんの「子供の「脳」は肌にある」です。
 
結論から申し上げると、本書では思いやりや共感は「模倣」から生まれると説明しているんですね。これは「顔のフィードバック仮説」と言う考えに基づいて説明されているとのことですが、っていきなり言われても何のこと!?ってなりますよね。
 
これは人はさまざまな感情を感じたときに、その感情特有の表情を顔に表出しますが、そうした表情を表出させることにより、その感情を感じる強さがさらに強まる、という説です。
 
「辛いときこそ笑顔で!」などのセリフは聞いたことがあると思いますが、これは気持ちは全然晴れない時でも、無理やりにでも笑顔にすることで、表情から感情を変えることができると言うような考えで、こちらは複数の研究でその効果が証明されていると言われています。
 
本書では共感が生まれるメカニズムをこの説に基づいて以下のように分析しているんですね。
(A) モデルが感情を感じる
(B) モデルが感情を表出する
(C) 私がモデルと同じ表情をする(無意図的)
(D) 私がモデルと同じ感情を体験する。
 
図で表すと以下の感じです。

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つまり、共感や思いやりというのは、頭で考えた感情が先にあるのではなく、まず相手の表情や動作を無意識に模倣する、模倣したことで、共感や思いやりが生まれるということなんですね(; ・`д・´)
 
そのため、思いやりのある行動をとれる子になるためには、いかに「模倣」できるかと言うことが大事になるということなんです!!
 
他方、驚いたことに「模倣」は実はみんなに備わっている能力らしいんです!そして、それは幼いころから無意識的に行われているということなんですね(; ・`д・´)
 
以下、本書で紹介されていた例です。
 
生後6か月のB君に半割したレモンを口にさせて大変酸っぱい顔をした。5分後大人がB君の目の前でまたレモンを口にすると、B君はまるで自分がレモンを食べたかのようにたまらなく酸っぱそうにした。
 
これは相手が感じているはずの感覚を自分の体を通して体現して(模倣して)、それにより相手の心を理解している例ですね。
 
生後6か月の子供がこうした模倣を無意識的にしていることに驚きですが、こうして子供は模倣を通して、様々な感情を学ぶようにできているんでしょうね(´・ω・)おもしろい!!
 
但し、問題はここからです!!
幼いころは全ての子供が無意識的に身についている「模倣」ですが、これは成長するにつれて、模倣をしやすい人としにくい人が出てきてしまうそうなんです💦
そのため、そこから共感できるか、共感できないかの差がでてきてしまうと。。。
 
それでは、その違いがなぜおこるのか!次回で見ていきたいと思いす(; ・`д・´)
では、また!