syamaguchi0730のブログ

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エクストリーム幼児教育~子供の脳は肌にある編②~思いやりの基礎

お久しぶりです!

先日に引き続き、山口創さんの「子供の「脳」は肌にある」から思いやりの基礎についてみていきましょう(; ・`д・´)

 

子供には他人を共感できる人、思いやりをもった人になって欲しいと思いますが、具体的にはどうしたらいいのか?ってなかなかわかりませんよね。本書ではこの問いに答えてくれておりましたので、私と同じような疑問を持っている方は参考にしていただければと思います!

〇電車でお年寄りに席を譲りますか?

 

本書ではまず思いやりのある行動がどのように生まれるのか分かりやすい例が示されていました!

 

電車で座っている時にお年寄りが乗ってきたとして「席を譲らないといけないな」と考えて席を譲るのと、「立っているのはつらいだろうな」と相手の感情を察してゆずることの違いを見て欲しいとのこと(´・ω・)

 

どちらもお年寄りに席を譲るという行動はなされているわけですが、前者は道徳の知識やマナーとしての行動であるのに対して、後者は思いやりとしての行動になりますね。この場合、行動は同じでも背後にある動機に着目すると心の動きは全く異なっています。

 

内心、本当かな~( ̄▽ ̄)とは思いましたが、現代の日本の若い人は諸外国と比べると思いやりの心が低いと言うデータがあるそうなんですね。そうしたデータもあり、最近、一部では道徳教育復活の声も盛んに唱えられているとのこと。。。

 

上記の例で考えてみると、電車の中では「お年寄りや体の不自由な方に席を・・・」「携帯電話の電源を・・・」などと毎日うんざりするほど連呼されるアナウンスが聞こえてきますが、思いやりのある行動が沢山とられている訳ではないと。

 

つまり、思いやりのある行動をとるべき!と言った知識やマナーは十分に発信されていいて、多くの人がそれを頭では理解出来ていたとしても、なかなか行動に移すところまで至らないと言うことなんですね(´・ω・)

 

そのため、本書では思いやりのある行動をとるには知識やマナーとして知っているだけでなく、相手の立場に立って考えられるか、結局、共感できるかと言うところが大事になってくると本書では紹介されてました。う~む、なるほど( ̄▽ ̄)

 

〇思いやりの能力はいつごろから

思いやりや共感の能力は一般的にどのくらいの時期から身に付くものなのでしょうか?

 

発達心理学の研究では、すでに一歳半で、自分の行為の結果を理解している兆候が出てくるようで、二歳になると何か悪いことをしてしまったという罪悪感を顔の表情などで表わすようになるそうです。また三歳を過ぎる頃になると、泣いている友達がいると一緒に泣き出したり、友達と一緒に笑い合ったりするようになると言うことが分かっているんですね。

 

子どもというのは幼ければ幼いほど自己中心的ですが、幼少期の親との関わり合いの中で、少しずつ思いやりの気持ちが生まれてくるため、性急に思いやりを子どもに求めてしまうと、一見すると思いやりを示すような行動をすることはあるが、それは親に誉められたいからであったり、叱られないためであったりして、本物の思いやりからの行動ではないことがあるとのことでした。

 

1歳半や2歳で自分の行動の結果を理解しだすと聞くと、お~想像してたよりもかなり早いんだなと思いますが、それでも幼いころは自己中心的な考え方が大半を占めており、少しずつ成長するについて相手のことを理解出来てくると言うことなんですね。

 

ですので、あまりに小さい内から〇〇には優しくしなさい!思いやりのある行動をとりなさい!と言っても、まだそれを考えられるところまで発達していないと、本当の共感、思いやりと言うところは理解できず、親に怒られないため、親に褒めてもらうための行動をとってしまうということで、これじゃ意味ないですよね~( ̄▽ ̄)

 

難しいんでしょうが、子供の様子を見て、ゆっくりゆっくり教えていけたらいいんだろうな~と思いました💦

 

〇思いやりを生む基礎

また、生まれたばかりの乳児にとって、最初に経験する「思いやり」は、泣いたり笑ったりしたときに、親がとってくれた対応になるとのことです。子供が「泣く」という行動は、不快や苦痛や恐れの表現であり、同時にそれらを取り除いてほしいという要求でもあります。その気持ちに親が反応・共感し、不快の原因を取り除いて心地よい状態にしてあげることによって、子どもは共感的に理解してもらったと感じます。

 

すると子どもの情緒は安定し、不快なときにはいつでも親が対処してくれる、という基本的信頼感をもつようになるとのことです。

 

このような温かい情緒的なやりとりが、「思いやり」を育むための基礎になると考えられているそうなんですね。「思いやり」の心を育てるためには、まず他の人から十分に「思いやられた」という経験が基礎として必要とのこと。

 

「思いやり」は「思いやられること」でしか生まれないとまとめられてました!

 

次回からもう少し具体的に思いやりのメカニズムについて、本書を参考に見ていきたいと思います(;・`д・´)

 

では、また!