syamaguchi0730のブログ

父親になったら急に必要になった!幼児教育、お金のこと、について更新していきます!

エクストリーム幼児教育!相良敦子さんのモンテッソーリ教育編!目から鱗!!②

お久しぶりです!

最近、妻・息子との同居生活スタート、FP3級試験など、色々あって更新が遅れてしまいましたが、今週から育児休業(1か月)が始まりましたので、今まで身を粉にして頑張ってくれた妻に代わり、ワンオペ家事・育児をするくらいに家事・育児に没頭する1か月にしたいなと考えています。一方、仕事が一旦なくなるので子供が寝静まった夜少しの空いた時間を使ってこちらのブログも更新していけたらなと思っています(; ・`д・´)

 

今回は先日に引き続き、相良敦子さんのモンテッソーリ幼児教育を見ていきたいと思います。

〇え、お母さんにも敏感期ってあるの!?

お母さんの敏感期は相良敦子さんによる造語らしいのですが、ある特定の時期に、ある特定の何かより良く学ぶ、吸収する子供の「敏感期」があるのと同様に、お母さんにとっても、子供から沢山のことを学ぶ敏感期があるのではないかと言うことでした。

 

本書で紹介されていた面白かった例です!2つの幼稚園の母の会で夏休みに入る前にお母さん方に宿題が出され、内容は「子どもの思いかけない発言や行動があったらノートに書き留めてください」でした。1つの幼稚園では、その前4か月にわたり月1回ずつお母さんにモンテッソーリ教育で言うところの「子どもの見方」が教えられていました。一方の幼稚園ではそれは行われていません。

 

結果、夏休み明けに2つの幼稚園に提出されたお母さん方のノートを見てみると、子供の見方を教わった幼稚園ではお母さん方はノートにはぎっしりと書かれていて、更に、感動した!感心した!驚いた!あきれた!不思議だった!と言う言葉に満ちていたとのことです。傍から見たら素朴な日常生活にもかかわらず、お母さんがよく気づいていたと言うのです。

 

もう一方の幼稚園のお母さん方は、口をそろえたように特にこれといって書き留めるほどの行動もありませんでした。と書かれていたとのこと。また、将来的にこの子には豊かな感性を持つ子になってほしい、私は子供の心が理解できる母親でありたいと願っています、など子供の将来への期待と願望が書かれていたと言うことでした。

 

両者はとても対照的で、一方は感性豊かに「今」を生きるこども特有の生き方を温かく見守り、一方は「将来」への期待と願望を持っているものの、それが実現している今、目の前のことを取り逃してしまっていると言うのです。

 

相良さんも言うように、私も含めきっと多くのご両親は子供の成長している姿は出来る限り見逃したくないと思います。そのためにも「子供の見方」を知ることで、「今」目の前で起きている子供学びを応援できるような親に、少しでもなれたらな~と思いました!言うは易しだと思いますが💦

〇小さい内から仕事、役割を与えよう!自立を促すモンテッソーリ教育

それでは最後になりますが、モンテッソーリ教育で最も大事ともされていると言っても過言ではない、子供の「自律/自立」(以下、自立)について書いていきたいと思います。

 

本書を読んでみて私なりの感想ですが、モンテッソーリ教育で目指している自立とは、自分のやりたいことを自分なりに考えて行えること、追及できること、かな?と思いました。

 

そのためには、以下の4つの段階を通過して、深い充実感や自信を味わうと言う経験を繰り返すことで、人に依存せず、自分で決めたり、選んだりできるようになるとのことなんですね。

 

①自分から自由にかかわる

②かかわったことを続けてする

③続けてするうちに全人格的かかわりになる

④かかわり抜いて「やった!」「わかった!」などの実感で終了する

 

やはりここでもポイントになるのは、親は子供が夢中でしていることの邪魔をしないこと、子供が夢中で学べるような環境を整えてあげること、学びをサポートしてあげることかなと思いました!

 

手遊びでもなんでも子供が自発的にすること、しかもそれは大人にとっては思いがけず、突拍子もないことかもしませんが、それらを今は何の敏感期かな?何を学んでいるのかな?と見守ってあげることが、子供が上記の①~④を多く経験する環境を作ってあげることにつながり、子供の自立にもつながるのではないかなと思いました。

 

またモンテッソーリ教育では、普段の生活の中で必要なちょっとした作業を子供にやらせることの重要性も説いています!

 

それは本当に些細な、小さな子供が出来ることで良いとのことです、例えば、洗濯物を干す、取り込む、たたむ、お風呂を掃除する、野菜を切る、お膳立てをする、スリッパを整える、なんでもOKとのこと。

 

それらを子供にゆっくり丁寧にどうやるかを教えて、実際に子供にそれをやらせる。最初はすぐには出来ないかもしれないけれど、ゆっくり丁寧に教えてあげる。そうすると、一度やり方を覚えてた子供はもう間違うことはありません。

 

また、そうした作業の中には「合わせる」「分ける」「集める」「比較する」など子供の学びにとって重要な要素がたくさん織り込まれており、それらを通して自然と子供は考えて行動することを身に付けます。

 

きっと子供は大人がやっていることには何でも興味を示すため、それらのやり方を教えて、子供自身が考えて出来るようになれば、これらの些細な仕事を通して、上述の①~④を経験することにもなるんですね(; ・`д・´)

 

そのためモンテッソーリ教育では知育あそびもそうですが、こうした家庭内での仕事・役割を子供に与えて、子供にやらせることも非常に重要視しているんですね。

 

こうしたことを継続して実践してきた子供は、自然と自分の役割を理解して、周りを観察して、考えて行動するようになる!と聞くとなんだかそんな気もするな~と言う感じでした!(*´ω`)笑

 

例えば、お膳立てを子供に教えたら、きっと初めは「この箸はママの、これはパパの~」と箸を選んで適当に置くだけかもしれませんが、それでもママはいつもこの箸を使って、この席に座るから~などと考えて、その通りに指を使って箸をつまんで、置いてと言うのも小さな子供には学びになります。またもう少し慣れてきたらキレイに見えるようにと箸を机と並行に置いてみたり、お膳立てをする時間もママの料理の進捗を見て置くようになるなど、お膳立て一つとっても小さな子供にとっては考えて行動することが沢山盛り込まれてますよね!

 

このように、幼児期 に 毎日、 自分 で 考え て 遊び、 実行 し、 片づける、 という 一連 の 活動 を、 自分 の リズム で やってき た 子ども たち は、 自分 の 生活 を 自分 で する という《 自立》 が でき て いる の です。

 

最後にモンテッソーリ教育の幼稚園に通っていたAちゃんのエピソードをご紹介します。

◆ アコ ちゃん が 通っ て い た 幼稚園 では、 入園 前 から 家庭 で お母さん が 子ども に 自分 でさ せる よう にと 指導 が あり まし た。 洋服 を 自分 で 着る・脱ぐ・たたむ、 靴 を 自分 で はく・脱い で そろえる、 お はし を 使う、 など でし た。 アコ ちゃん の お ばあちゃん は、 毎朝 アコ ちゃん が 登 園 する よう す を 見 て いる と ハラハラ する そう です。 アコ ちゃん は、 ゆっくり ゆっくり「 洋服 を 着 て……、 カバン に ハンカチ を 入れ て……」 などなど、 ブツブツ と つぶやき ながら 自分 で 考え て 準備 し て

いる の です。 たどたどしい 手つき で 自分 で する のを 見 て いる と、 せっかち の お ばあちゃん は、 遅れ やし ない かと ハラハラ ドキドキ し て、 手伝っ て あげ たい 気持ち を おさえる だけで あぶら 汗 が でる という の です。   その アコ ちゃん が 入っ た 小学校 は 私学 で 遠い ので、 朝 は 六 時半 に 起き て 七 時 二十 分 に 家 をで なけれ ば なり ませ ん。 ところが、 一回 も 起こさ れ た こと が あり ませ ん。 自分 で ちゃんと 起き て、 サッサ と 順序 を 追って す べき こと を し、 きちんと バス停 へ 向かい ます。 ママ は 感心 し て い ます。 二人 の 高校生 の お 姉ちゃん も、 この 小さな 妹 に 感心 し て いる こと が あり ます。 それ は、 けっして 宿題 で あわて たり し ない という の です。 ちゃんと す べき こと は まず やっ て いる 着実 さに、 二人 の 大きな お 姉ちゃん も「 感心 し ちゃう ね」 と 話し て いる そう です。   アコ ちゃん は 幼稚園 時代 の 三 年間、 毎朝 自分 で 考え て、 自分 の リズム で やり とおし た ので、 小学校 に 入っ て 必要 性 を 自分 で 判断 できる 年齢 に なっ た とき、 自分 で 見通し を 立て、 自分 で ちゃんと 実行 できる 力 が 自分 の もの に なっ て い た の です。

 

ここで大事なのは

大人 は、 すぐ に 手 を だし て 子ども の 身代わり を してやる のでは なく、 子ども が 自分 ひとり で やる には、 どんな 援助 が 必要 かを 考え なけれ ば なり ませ ん。 「子ども が ひとり で する のを 手伝う」 ため に 大人 が 工夫 し 努力 する こと が 必要 なの です。

 

自分の息子は生まれたばかりで、まだ首も座ってないですが、もっとよく観察したら、もしかしたら見落としてしまっている成長の兆しが沢山あるかもしれないので、このモンテッソーリ教育を踏まえて、子供の見方を自分自身少しずつ身に付けていきたいな~と思いました!

 

子供と親が一緒に成長するモンテッソーリ教育!面白いですね^^

 

では!また!!!